ポータブル赤道儀とカメラの干渉対策
カテゴリ<天体写真 ポータブル赤道儀 自作 ステッピングモーター アンドロメダ銀河 PENTAX KS1>
ボーデの銀河を撮影しようとトライしましたが、カメラと赤道儀が干渉して、思った方向にカメラが向けられず、撮影を諦めた経緯があり、梅雨明けに再度ボーデの銀河を狙うにしても、この干渉問題を解決する必要がありました。
色々検討した結果、赤道儀の極軸が約34度傾いているので、この傾きをキャンセル出来るような「くの字」のアリガタプレートがあれば解決しそうですが、残念ながらそのようなプレートを見つける事は出来ませんでした。34度の傾きは無理としても90度のプレートなら存在するものの、私のアリガタプレート用サドルの寸法に合致した商品はみつかりません。 そこで、このアリガタプレート用のサドルをホームセンターの建材売り場に持ち込んで、L型アングルをサドルに固定出来るか現物確認を行った結果、厚さ3.2mm、幅30mmのLアングルがぴたりと固定出来る事を発見。 市販のアリガタプレートより鋼性が劣りますが、500円台のこのアングルを購入して、赤道儀に実装してみる事にしました。
上の写真がLアングルを赤道儀の回転軸に固定されたサドルにくわえさせ、その90度曲がった部分に雲台とカメラを固定した状態です。 雲台を固定する位置には滑り止めの為、ビニールテープを張り付けてあります。 また、雲台に付属の1/4インチビスでは長さが足りなくなるので、別手配したネジ部が約15mmの物に変更してあります。 90度の角度が不要な状況では、雲台の底部分に固定された赤色のアリガタプレートを赤道儀のサドルにくわえさせればOKですので、夜間に変更する場合も楽ちんです。
さらに、カメラの重みとバランスをとる為に、このLアングルに直径5mm、長さ25cmの真鍮棒をカメラと反対方向に取り付け、その棒の先端付近には125grのフェライトコアによる錘をつけました。 赤道儀の回転軸に対してカメラと錘が完全にバランスする必要はなく、ステッピングモーターの回転が止まらない程度にバランスしていたら良いので、この状態で最大負荷状態でも問題なく回転します。 上の写真ではカメラの望遠レンズ先端は北極星の方向付近に向いていますが、真鍮棒と同一線上で反対方向に望遠レンズを向けても、360度の回転は問題なしでした。
90度のLアングルが不要の時、バランス用のロッドも90度振る必要がありますが、ロッドは指で簡単に抜き差して位置を変える事が出来ます。
そして、左の写真のごとく、北極星にカメラを向けても赤道儀と干渉する事もなくなりました。ファインダーが邪魔になる場合、ファインダーを外します。
ボーデの銀河の撮影が出来る条件がそろいましたので、梅雨が明けるのを待つだけです。



