PENTAX KS1による天の川撮影
カテゴリ<天体写真 ポータブル赤道儀 自作 ステッピングモーター アンドロメダ銀河 PENTAX KS1>
PENTAX KS1にて天体撮影が出来る準備が出来たのですが、月明かりの無い晴れた夜空は1か月以上チャンスがありませんでした。 8月に入り、台風15号が関東地方に上陸した日、当地は夜遅くまで快晴で、天の川の撮影が出来る8月の最後のチャンスです。
今回は、星空撮影の最初の遠征なります。自宅から直線で17Kmくらい離れた瀬戸内海に浮かぶ大芝島(東広島市安芸津町)まで天の川の撮影に行ってきました。 車で45分くらいです。
PENTAX KS1 F5.0 f18mm ISO12800 13秒x20枚(赤道儀なし)
遠く、四国の今治市の光が輝いていますが、左手前が大崎上島、右側の奥に見える大崎下島の空に広がる天の川の撮影に成功です。
現地は農道規格の橋でつながっており、車で向かいましたが、駐車場はなく、広めの道路の路肩に止めて約40分かけて撮影しました。その間に遭遇した車は2台のみ。 幸い、撮影画像には影響はありませんでした。この場所は2日前のお昼過ぎに下見に行き、撮影場所と車の駐車位置を確かめていましたので、暗闇でも問題なし。撮影場所は「小芝島(ハート島)展望地」という所でした。
撮影に40分もかけたのは、ISO感度とシャッター速度を撮影画像に表示されるヒストグラムを見ながら最適値を探す事にした為です。 昼間の景色の撮影ではシャッター速度を半分の時間にし、ISO感度を2倍にした時、画面の仕上がりはほどんど同じに見えますが、ISO感度が高い場合、暗い部分でノイズがかすかに増えます。 今回は20枚くらいの撮影を行い、Sequatorによるスタッキングでノイズ削減をおこないますので、1回のショットで多少ノイズが目立ってもなんとかなるかもという期待から、1枚撮影しては、ヒストグラムを確認し、ISO3200、6400、12800と変更しながら、シャッター速度も最大18秒、最小10秒くらいで何枚も撮影しました。 その中で、ヒストグラムのピークが再生画像の左側3/10程度の位置になる条件にほぼ合致した、ISO6400 15秒と、ヒストグラムのピークが左側4/10くらいになるISO12800 13秒で各20枚撮影する事にしました。 帰ってから2種類の撮影画像とも、それぞれSquatorにて処理し、見比べた結果、多少ザラツキが目立ちますが、ISO12800の方が綺麗でしたので、こちらをブログに貼り付けてあります。
ただし、この連続撮影時でも、15秒シャッターON,2秒OFFのシーケンスが崩れ、ONが2秒、OFFが15秒というトグル式リモコンレリーズの欠点が2回も発生し、使えない画像を40枚も撮ってしまいました。 この事故が発生してから、連続撮影を開始する場合、必ず、カメラの電源を一旦OFFにし、再度ONにした後、スタートするよう癖付けする事にします。
当日は何十年かぶりに目視で天の川を見る事ができました。 この撮影位置から見ると、松山空港からみの飛行機やその上空が航空路となっている関係で、航空機の光がかなり映り込んでいましたが、Sequatorによるスタッキングにて除去しましたので、仕上がった画像には飛行機の光跡は写っていません。 また、シャッター開放13秒で20枚も撮るとスタックした時、地上の景色がながれてしまいますので、地上風景が流れないようにSequatorの機能を設定してあります。
ひとつだけ、失敗がありました。 今回は赤道儀を使わないので、ビデオカメラ用の三脚とカメラ、それにインターバルタイマーのみ持って出かけましたので、カメラが横位置オンリーとなり、もっと高く広がる天の川を撮影できませんでした。 次回、チャンスがある時はスチールカメラ用の3脚も持参しようと反省しています。
KS1の外付けモニター作成へ続く。

