隙間貫通用フラットタイプ同軸ケーブルの始末記
144MHzと430MHz用Jポールの同軸ケーブルは、アルミサッシのドアとサッシ枠の隙間を経由して、テフロンケーブルでシャックへ接続していました。 毎年、冬になると、シャックの机の下が寒くてオイルヒーターを机の下に置いて暖房に使っていましたが、それでも、寒くて、膝に毛布を掛けてワッチするのがいつもの事でした。 原因は、直径約2.4mmのテフロン同軸ケーブルの為、窓が完全に閉まらいために発生する、隙間風です。
最近、アマゾンでも、フラットタイプの同軸ケーブルが売られており、問題なく使えるという口コミ情報もありますので、本当につかえるのか、半信半疑でAliExprressで探すと、同軸コネクター付きで沢山の種類が売られています。 そこで、送料込み1000円程度のこのケーブルが、651円(送料こみ)で売られているのを見つけましたので、即発注し、約5日で届きました。
左上が、今回入手したフラットケーブルです。 右上はこのフラットケーブルの先端に50Ωのダミー抵抗を繋ぎ、145MHzでのSWRを測っているところです。 見ての通り、ケーブルのインピーダンスも50Ω品を使っているみたいで、OKの状態です。
そこで、今まで隙間貫通部分のみ使用していたテフロンケーブルを切り取り、使っている3D2Vの同軸ケーブルにオスのBNCコネクタを取り付け、2mのJポールのSWRを測ってみました。SWRが8以上を指します。 フラットケーブルのコネクター部分を動かすと、SWR1.1以下になる時もありますが、かなり不安定です。 初期確認はOKだったのに、BNCコネクターを付けたり外したりしている内に、どこかで断線したようです。
上の写真がその状態ですが、黄色のコメント通り、同軸の外皮とコネクターの外皮の部分が半田付けされていなく、単に圧力だけで接触していたものでした。 この部分を半田付けして、同軸線を揺さぶると、まだ、SWRが急変します。 このSWRが高いとき、フラットケーブルのコネクター間をテスターで導通テストを行うと無限大を指します。 どこかで芯線が切れています。
結局、このフラットケーブルは信頼性が疑問になり、コネクターのみを残してケーブルは廃棄し、従来使っていたテフロンケーブルを半田付けする事にしました。
左の写真がBNCメスコネクターにテフロンケーブルを接続した状態です。 ケーブルの芯線はBNCコネクターの端子に半田付けしましたが、ケーブルの外皮とBNCコネクターの外皮部分を半田付けするのは、困難でした。 オリジナルの中華製は、このBNCの外皮のエッジの部分に半田付けする構造でしたので、接触面積が小さく、屈曲テストを行うと、半田付けした部分が割れてしまい接触不良を起こしたものですから、同じ接続方法はとれません。 このコネクターの外皮部分は圧接による結合用として設計されており、同軸ケーブル側の網線をほぐし、コネクターの外皮部分を囲った状態で、その上から金属のパイプをかぶせ、このパイプごと専用の圧接ペンチで圧着するタイプで、あいにく、圧接用のパイプもペンチもありません。 そこで、3φの熱収縮チューブをかぶせて圧着しました。 そのうえで、4φの熱収縮チューブで芯線の半田付け部分ごと覆い強度を確保しました。
上の写真は、テフロンケーブルに変更したあと、SWRの確認を行っているもので、黒いケーブルはカットしたオリジナルのフラットケーブルです。
左は完成したテフロンケーブルをアルミサッシの窓の隙間に挟み込んだ状態です。外側のBNCコネクター部は雨が当たらないようにビニールテープで防水してあります。
結局、隙間風の対策は出来ませんでしたが、145MHzの交信は従来通り行う事ができます。隙間から黒の線も出ていますが、これは外気温度を検知する為の熱電対線です。
隙間風の対策は、アルミサッシの内側に目張りを行う事にします。
もし、同じように中華製のフラットケーブルを手配しようと考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。







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