« 2.25 inch TFT 76*284 LCDをPICで表示 | メイン | PWM AM送信機のファイナルドライバーの改善 »

2025年7月23日 (水)

PWM AM送信機 VFO改善

<カテゴリ AM送信機(PWM方式)

2018年に製作したPWM方式の200W AM送信機は、時々使っては、あっちこっち壊して出力が200W出なくなり、現在は120Wくらいです。 そこで、再度、200Wの出力が出るように改造する事にします。 当時の設計は、PWM方式のいろはも良く判っていない状態で、とにかく200Wというターゲットに突き進んだ結果、余裕がなく、補修部品が生産中止で手当て出来ず、壊れて修理する度にパワーが落ちるという状況でした。

まずはドリフトのあるVXOを止め、DDSにする事から始めます。

DDSのICは中華製のSI5351Aコピー品。 周波数表示は、これも中華製のTFT LCD

7mhz_vfo

このDDSに使われているICはSi5351Aで、秋月からモジュールとして購入したのですが、誤ってこのICに12Vを加えてしまい、壊れてしまいました。 そこで、中国から手配した、Si5351Aのコピー品にICだけ交換したもので、配線図では8pinのモジュールとして記載されています。

配線図 AMTX_VFO_with_LCD.pdfをダウンロード

このVFOの出力形態を最初正弦波にしていたのですが、例え、8Vppの電圧でも極性反転トランスを経由した場合2N7000のゲートをドライブできず、デジタル方式AM送信機に使ったCMOSゲートによる極性反転方式に戻さねばなりませんでした。

VFOプログラム AMTX_VFO_03A.cをダウンロード

Font7.hをダウンロード

Font9.hをダウンロード

Font22.hをダウンロード

AM送信機のフロントパネルに実装した状態は以下です。

Pwm_am_driver


最近、秋月で購入できるALPS製のロータリーエンコーダーの品質が落ちていますね。 チャタリングがひどく、ソフトやハードで対策しても15年前くらいの品質は確保できていないようで、ロータリーエンコーダーを選別しながら使っている状態でした。 そこで、外見がいかにも高級そうな24クリックの、送料無料、5個で合計350円という中華製のロータリーエンコーダーを入手し、使いだしたところ、これが意外と安定して動作し、フィーリングも問題ありません。 いつの間にか、天下のALPSの品質レベルを超えていました。 ただし、外形がALPS製よりも大きく、上のアルミパネルに取り付けるとき、隣のLCDに当たる為、従来の取り付け穴を楕円形に広げて、ロータリーエンコーダーの中心位置を1.5mmほど移動せねばなりませんでしたが。

 

PWM AM送信機のファイナルドライバーの改善 に続く。

 

 

INDEXに戻る