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2023年3月28日 (火)

改造ATUによる再検討

<マルチバンドアンテナシステム2>ATU 自作 ループアンテナ 

通過電力が10Wを超えると、マイコンが暴走すると言う初歩的な問題点の発生により、回路構成を再検討せざるをえなくなった、新ATUの改造方針を決め、新たにICを手配して、改造にかかりました。

新ATU本体回路図 NB-ATU_nain1.pdfをダウンロード

新コントローラー配線図 NB-ATU_contoroller1.pdfをダウンロード

大きな変更点は、ATU本体のマイコンを完全な別基板とし、高周波の回り込みの発生確率を下げることです。 その為、まず、リレーの駆動の為のバッファーを設け、マイコンのI/Oが直接リレーを駆動しないようにした事。 SWRを検出する為のAD入力に利得帯域幅積が300KHzしかないOP-AMPを追加し、送信周波数の高周波が直接AD入力に混入しないようにした事。 さらに、5Vの電源をATU側とマイコン側で完全に分離した事です。

Nbatumain1

Nbatucont1


上の画像は、KT-100のマイコンコネクター部分に、リレー駆動バッファーICとSWR検出信号用のバッファーOP-AMPとこれらのi/oをマイコンと接続する為のコネクターのみを実装したところと、マイコン基板を金属のシールドBOXに収納した状態です。 ただし、まだ配線は行われておりません。

これだけでは、空中を飛んでくる高周波電界による妨害は同じですので、シールドを検討する事にします。

Nbatu01

マイコン部分は、まだOPEN状態ですが、ATU本体の基板をKT-100のオリジナルケースの底板部分に固定したのが、上の画像です。 ダミー抵抗50Ωの状態で、1.8MHzから28MHZまでTS-930Sが連続キャリア送信できる60Wにて、マイコンの暴走は起こらない事を確認できました。 これから、アンテナマストに括り付けられる防水BOXに収納する条件を検討し、最終的には200Wpepの通貨電力に耐えられるようにします。

Nbatu_cont_main

やっと、ATUとコントローラーが完成しました。 耐通過電力やその他の使い勝手については、実際にアンテナを接続してやる必要がありますので、それまでに、防水BOXに収納する手立てを検討する事にします。

ATU本体  NB-ATU-main_1.cをダウンロード

ATUコントローラー  NB-ATU-controller_1.cをダウンロード

 

 

屋外設置用ATUの組み立て へ続く 

 

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