QRP CW トランシーバー 5
久しぶりに九州鹿児島へ帰りました。 暇つぶしの為、、このQRP CWトランシーバーを持って帰ることにしました。
ホームQTHで架設したアンテナは全長16mのロングワイヤーと10mのカウンターポイズです。
場所が谷の中なので、昔から電波の飛びはよくないところです。昼間は所用でQRVできなかったので、夜になってから交信しようと、ワッチすると、聞き覚えのある放送が狭帯域のフィルターごしに聞こえCWの信号はS9相当なのにQRMで判りません。しかもダイヤルを回してもまったく関係なし。
犯人は北京放送です。
私のホームQTHは南さつま市。昔、ラジオ少年だったころ最初に作った鉱石ラジオで唯一聞こえ たのが北京放送でした。どうも、いまでもその信号強度は維持されているみたいです。
結局、時間の取れる夜間帯はこの北京放送に邪魔されて1局もQSOできずでした。 唯一夕方、まだ北京放送の電波が聞こえない時間帯に5局ほどQSOできただけでした。
アンテナチューナーが悪さしているのか、受信機初段の同調回路の能力不足なのか? AM放送の混信排除能力は著しく悪いみたいです。
広島に戻ってから、夜間に再確認した結果、同じように北京放送が聞こえます。アンテナチューナーを取り外しても、全く変化無しです。 TS-930をゼネカバ受信機にして詳しく調べると、MWの放送ではなく、7325KHzのれっきとした短波放送でした。 CWバンドと320KHzくらいしか離れていないのも一因とは思いますが、鹿児島ほどでは無いにせよ、じゃまである事は変わり有りません。
鹿児島では、夜間でも7メガの国内信号は聞こえます。7エリアや8エリアが主です。 しかし、広島では、夜間の国内交信はスキップの為、ほとんどチャンスがありませんので、とりあえず実害はありませんが、いつか対策しようと思います。
QRP CWトランシーバー 6 へ続く