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2021年1月26日 (火)

中国製 ACDCスィッチング電源の修理

Acdccomp

 リニアアンプ駆動用に24V20Aという中国製のACDCスィッチング電源を購入したのですが、使い始めて2日目に誤って出力をショートしてしまい、煙を出して壊れてしまいました。 この種の電源には通常保護機能が有り、ショートが発生すると、自動的に出力OFFになる物が多いのですが、価格が安いので、そこまで対応していないようです。

物は、アマゾンで見かける左の外観をしたACDCコンバーターです。 購入金額は3580円でしたので、修理しても、修理代が高いのではと、1か月以上放置してありました。

 

最近少し、暇になりましたので、修理できないものかと、分解してみる事にしました。

   

Acdcb4_1Acdcb4_2_2

 

中を開けてみると、ファンの近くに黒焦げのFETかTRか判らない石が2石並んでおり、半田付けされた基板も黒焦げなっていました。 完全にすすけた表面を拡大鏡を使って調べるとメーカー名は不明ですが「13009」という文字が読めます。「13009」をインターネットで検索すると、「BJT 13009」という文字が検索されました。 BJTとは、バイポーラジャンクショントランジスタの事で、一般に言うトランジスターの正式名称です。 通販情報を探すと、ONセミコン製でRSでも扱っています。 400V12Aという極普通のトランジスタですが、実装されていた石は中国ブランド品みたいで、パッケージがTO-247タイプです。 ONセミコン製はTO-3Pタイプで少し形状は異なりますが、実装は可能です。  価格は1石183円、ただしMOQ=5ですから、税と送料を入れると1500円くらいになります。 

Acdcb4_3

このTR以外に壊れた部品がないか調べていくと、「茶黒金」のカラーコードのある抵抗が無限大Ωを示します。 表示から0.1Ω、形状から1Wくらいの抵抗ですが、断線しているようです。 幸い、3Wですが0.1Ωの抵抗は手持ちしていましたので、少し大きいですが、これに交換します。 それ以外の抵抗やダイオードはOKのようです。

RSからTRが届きましたので、まず基板をKURE印の接点復活剤で清掃した後、TRと抵抗を交換し、放熱板に取り付けない状態で、かつ無負荷でAC100Vを通電してみました。 グリーンのLEDが点灯し、テスターで出力電圧を当たると、24V出ていました。

Acdcafter_1_2

無負荷試験はOKでしたので、元のケースに収めますが、オリジナルは、シリコンラバーだけでTRを止めていました。 この際、シリコンラバーの裏表にシリコングリスを塗り、密着性を改善した上で、ケースインしました。

最後にDC出力端子に10Ω 10Wのセメント抵抗を接続し、通電すると、確かに24Vの電圧があり、セメント抵抗がみるみる内に変色しますので、即ACプラグを抜きました。 この試験で2.4Aの負荷でもOKでしたので、修理完了したと判断しました。

この24Vの電源と12Vの電源を直列に接続し、送信機の電源として使います。 送信機には10Aのヒューズを入れてあります。

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