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2026年9月18日 (金)

デジタルカメラの外部LCDモニター

カテゴリ<天体写真 ポータブル赤道儀 自作 ステッピングモーター アンドロメダ銀河 PENTAX KS1>

2026年の8月に天の川の撮影に成功し、9月はKS1と300mmの望遠レンズでアンドロメダ銀河を再撮影する予定でしたが、9月の月明かりの無い12日間、曇りと雨でせっかくの銀河撮影は出来ませんでした。 夜長の季節になり、暇ですので、銀河の撮影時、カメラの焦点調整や目的の銀河を探すとき、カメラ後面のライブビューを使いたいのですが、その画面を見る為の姿勢を保つ事が出来ない事や、赤道儀や三脚に邪魔されてどんな姿勢でも見る事が出来ない事が起こります。 その為、フォーカスリングや雲台を少しずらして一度撮影した後、PCで確認するという非常に非効率的な方法しか取れない状況を、なんとか改善しようと、PENTAX KS1で使える外部モニターをアマゾンやAliExpressで探していました。

しかし、5インチから7インチのHDMI対応のLCDモニターは中国から直接購入しようとしても6000円を超える状況で、レンズキット込み16000円の一眼レフデジタルカメラの付属品にしては高すぎます。

そこで、K20Dの外部モニター用として購入してあった、コンポジット信号用の5インチのモニターに、KS1のHDMIデジタル映像信号をコンポジット信号に変換して入力し、フォーカスや星の位置の確認が出来るかトライしてみる事にします。

このLCDディスプレーは車のリアカメラのモニター用として売っていたもので、2025年の秋に購入したものです。価格は1500円程度で、コンポジット信号しか入力出来ません。 K20Dの場合、これでOKなのですが、KS1の映像出力はHDMIのデジタル信号なので、これをアナログのコンポジット信号に変換する必要が生じます。

Hdmi2com_adpter

HDMIをコンポジットに変換するアダプターは日本製の場合、最寄りの大型量販店で9880円(税抜き)でした。 一方、アマゾンの中国製は送料込みで550円です。両者の機能はほとんど同じで、どうしてこれ程の差がつくのでしょうかね。 左がアマゾンの中華製の変換アダプターです。付属品はUSB-AコネクターからDC5Vを取り出し、アダプター側へ供給する特殊なケーブルのみが付いていましたが、それ以外のケーブルは汎用品ですので、ダイソーで手配できます。

次にKS1のマイクロHDMI端子からの信号をHDMIコンポジット変換アダプターのHDMI-A端子に変換するケーブルをアマゾンで手配しました。690円くらいでした。 ケーブルなしの変換アダプタはこの半額くらいで有るのですが、もし、アダプターを誤ってなにかにぶつけた場合、カメラ側のコネクターを破損する可能性があるので、あえてケーブルタイプにしました。下がその変換ケーブルです。

Hdmi_d2a_comvert

長さは20cmくらいですので、カメラとの距離を確保する為、1.5mのタイプAのHDMIケーブルをダイソーで買いました。値段は330円でした。

Imonitor1

今回使ったコンポジット入力のモニターは12Vの外付け電源が必要です。 また、HDMI→コンポジット変換アダプターも前述のごとく5Vの電源が必要です。USBケーブルが付属していますので、PCのUSB端子から電源を取る事ができますが、モニターを見る為だけに、すぐそばにPCを用意するのは面倒です。 12Vの電源はポータブル赤道儀を駆動する為のバッテリーから取り出す事ができますので、ここから取り出した12VでLCDモニターの電源をまかない、さらに使い道の無かったDCDCコンバーター(AM送信機で使っていましたが、送信機の電源を36Vから64Vに変更する為、新たに手配した72V用DCDCコンバーターに取替、外してジャンク箱行きになっていた物。)で5Vの出力を確保できる電源BOXを作ることにしました。

Dc12to5v_2

電源BOXはダイソーで見つけた110円のプラケースに収めました。使っている部品は全てジャンク箱の中に転がっていたものばかりで、新たに購入したものはありません。モニターと変換アダプターが動作中の12Vラインの消費電流は150mA程度なので、銀河撮影時に動作させる赤道儀の電流と合わせて330mA程度になりますが、容量的には全く問題有りません。

 

Schemadcdc5v

Originalks1

Lcdmonitor


左上が実際に撮影された画像で、右上が今回のLCDモニターに映し出された再生画像をデジカメで撮影したものです。LCDモニター側の下の方が白くなっているのは、モニターの偏光の性です。 星がちゃんと見えるんか心配ですね。

モニターの裏にあるスタンドに紙ばさみをビスで固定し、これで3脚の足を掴むことで、モニターの位置は好きな場所に固定できるようにしました。

Lcdmonitor1

左は西北西方向で山影に沈みかけているアークトゥルスを300mm望遠レンズで捕え、かつカメラのフォーカスを最良(点の面積が最小)になるように調整した時のLCDモニターの画面をデジカメで撮影したものです。 この星は1等星ですが、55mmまでズームアウトすると、モニターでは確認できませんでした。 

ただし、欠点として、1等星くらいの明るさが無いと調整出来ないことです。 左の画像を得るのに、カメラの向きを微調整する事約15分。やっととらえる事ができました。 そこで、リアルタイムではありませんが、30秒シャッタータイムで撮影し、その撮影画像を再生した場合、4等星くらいまで写り込んでいますので、4~5回目の撮影で最良ポイントを見つける事ができます。

Forcus12

Forcus13

左上が、フォーカス無限大から2回目、右上がフォーカスの3回目の調整で最良状態にした時の画像で、4回目の画像で少しボケましたので、3回目の画像にもどしました。調整時間はトータル4分くらいです。 このサイズのままでは星は一つもみえませんが、クリックして拡大すると見えてきます。まだ極軸の調整が済んでいないので、右の画像は点ではなく線になっています。線の場合でも太さが変わりますので、フォーカスが合っているかどうかの判断は問題なくできます。

さらに、この状態でドリフト法による極軸調整を行っている最中の画像が下です。

Drift_monitor1

これらの作業は従来、PCの画面で確認していましたので、カメラをPCに接続中はカメラの操作が出来ない為、いちいちカメラからUSBケーブルを外す必要があり、実際にPCでカメラの画像を見ようとすると、エクスプローラーでホルダーを探し、さらに、今撮影した画像ファイルを探して表示するという手間がありましたので、ドリフト調整も格段に時間短縮できます。 慣れてくると、ドリフト法による極軸調整を行いながらフォーカスの調整を行えるので、楽勝です。


  

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