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2023年11月13日 (月)

マルチバンドアンテナ 運用実績

<マルチバンドアンテナシステム2>

2024年5月

新マルチバンドアンテナをアップして1年運用してきました。50MHzは打ち上げ角の関係で、国内もDXもダメになってしまいました。 また、ワイヤーの経時変化で24MHz以上のバンドでATUのSWRが収束しにくくなりました。 もう少し様子を見て、状況が悪化するようなら、対策を考える必要がありそうです。 原因は、ループアンテナのエレメントに使用しているアルミ線の曲がり癖が直り、ループ長が長くなったのではないかと考えられます。

 

2024年12月

自作のATUのリレーの接触不良が多発しており、このLDGベースのATUをあきらめて、バリコン式のATUを製作し、これが完成しましたので、2024年8月に、LDGのKT-100ベースのATUと交換を行いました。  ただし、このバリコン式のATUもコイルのタップ位置により偽のSWRディップポイントが存在し、完全なATUとしては無理なようです。 真のSWRディップポイントを見つける為には最初、マニュアルでコイルのタップ位置とふたつのバリコンの角度を探してやり、その後で自動でディップポイントを探すという動作が必要でした。

その時期にたまたま高耐圧のMTUのバリコンを4個入手出来ましたので、これを使ってZマッチのATUを検討する事にしました。 その為、またON AIRのチャンスが少なくなってしまいDXCCのエンティティは全く増えません。

2025年3月

そのZ Match ATUは問題だらけで全バンド運用できませんが、50MHzのみマニュアル整合で運用し、DXCCが7になりました。 内訳はSSBが1、FT8が6、 SSBはベトナムでお互いに59/59でした。 ただし、まだ国内QSOは出来ていません。

  

2025年5月中旬

Z Match ATUがほぼ完成した事で、このマルチバンドアンテナシステムの給電条件を変更しました。 今までは、11mの高さにATU内蔵のアンテナセレクタやアンテナセレクタ単体があり、3種類のアンテナエレメントはこの高さで全部切り替えていましたが、アンテナセレクタ内のリレーの耐圧問題よりZMatch ATUの場合、絶縁破壊が起こりました。 この対策として、アンテナセレクタをZATUの本体に収納し、ベランダに置いたこのZATUへ各エレメントは直接つなぐ事になりました。スカイドアループだけはラダーフィーダー経由です。

この状態でのアンテナの各データをとりましたので、後々の参照データとして残しておきます。

Newnalowmulti_swr_dip

Newnalowmulti_z_list_2


測定は、それぞれのエレメントがZATUの接続するワイヤーをZATUからとりはずし、使用する各バンドの代表周波数で抵抗分とリアクタンス分をCAA-500MK2で測定したもので、リアクタンスの極性は判りません。 また、抵抗やリアクタンスが500Ωを超えると測定できませんでした。

上の、各エレメントのSWRディップ周波数は、エレメントの共振周波数に近い周波数となり、500Ω以上のバンドの抵抗やリアクタンスは大体予想ができます。 

 

2025年5月 ZATUに変更してからの最新交信記録は以下です。

Newnalowmulti_swr_dip_2

 

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