とうとう故障・・・修理依頼
発売まもなく購入したFT991でしたが、先日突然故障しました。 症状は、FMモードでは問題ないが、その他のモードにしたら、全バンド、受信状態なのに、パワーメーターが赤のマークのあるところまで振れて、音は出ない。 送信にしたら、一応送信モードにはなるけど、電波は出ない。メーターも受信の時と同じ。 工場出荷状態にリセットしても変化なし。 時間を空けて電源をONする度に症状が悪化していきます。
この症状、以前、FT450でも有ったような記憶。どうやら。450と同じ人が設計したソフトみたい。
このような場合、自力での修理は不可能で、さっさと諦めて、八重洲無線のカスタマーサポートへ送る事に。 このカスタマーサポートセンターが福島に移転したようで、広島からの運賃は1950円。
東京より500円くらい高くなって、かつ配達まで2日もかかるとの事。
サポートセンターの受付からの連絡によると納期は1~2か月かかるとの事で、このモデルは2mの交信にしか使っていませんでしたので、倉庫に押し込んだICOMのIC-275を引っ張り出す事にします。 もう6年も火をいれていないから動くのかなアと心配しましたが、動作OKでした。
2月初旬に、申告された現象が出ないというメールが届いたので、やむなく、ファームウェアのアップデートと動作確認を依頼し、戻ってきました。 いざ、確認すると、HFの全バンドで出力が最大で1Wしか出ません。 VHFはどうかとチェックすると、こちらはOKで、50W出ています。 すぐにサービスセンターに連絡し、着払いで送り返す合意は得ましたが、ちょうど3日連休に入りましたので、その他も調査を兼ねて、再度全バンド、全モードの動作確認を行いました。 430メガバンドの送信テストを行い、HFに戻ると、あら不思議。ちゃんと50Wの出力が出ているではないか。 どうもRESETがかかったようで、設定したファンクションやラスト周波数が全部デフォルトへ戻っていました。 ほんとに直ったのかな?と改めてテストすると、1.8MHz以外全て正常でした。 1.8MHzはCWもSSBも最大で10W しか出ません。 結局、またサービスセンターへ送り返す事に。 サービスセンターが確認したところ、確かに指摘の現象が出ており、原因はファイナルのFET RD100HHF1が不良との事で、これを無償で交換する事になりました。
ファイナルのFETが不良の為、3.5MHz以上は正常に動作するのに、1.8MHzだけが出力不足というのも、ゲセない話ですが、コンベンショナルトランスを使ったファイナルの場合、1.8MHzのゲインが落ちる事もあるので、そんなもんかな? でとりあえず、この修理は終わりました。
今後、様子見ですね、
2023年7月
メイン機だったTS-930Sを売り払い、今はこの50W機がメインになっておりますが、ラッキーがありました。 21MHzで4U1Aというウィーンの国連施設にある局がCWで聞こえます。 交信相手はEUの局が大半でJAから呼ぶ局はちらほらです。 超ナロースカイドアアンテナを使い50Wで呼んでみました。 すると、一発で応答が有り、交信成立。 DXCCエンティティー239番目のNEWになりました。