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2021年4月23日 (金)

Step ATT (ステップアッテネーター)自作

受信機を自作していると、安定した微弱信号が必要になってきます。 信号発生器SGは以前、DDS ICで作って有ったのですが、ATTが無い為、受信機の調整には使いづらい状態でした。 そこで、秋月で小さなスライドスィッチを手配し、ATTの抵抗は全てチップ抵抗によるStep ATT(ステップアッテネーター)を作る事にしました。

Stepattsw

左は、今回、Step ATT用に手配した、2.5mmピッチの2回路2接点スライドSWです。 SWのスライド方向のピッチは2.5mmですが、2回路間のピッチは3.3mmであり、ユニバーサル基板が使えません。 従い、ガラスエポキシ両面基板を切り出して、穴あけ加工を行い、パターンはカッターで切り出しました。

インターネットを検索すると、Step ATTの自作例はたくさん出てきますので、このSWを7個並べ、2dBステップで最大84dBのATTを作る事にし、抵抗はπ型でE24シリーズで作ります。 チップ抵抗で作る為、最大通過電力は100mWくらいにしかなりませんが、受信機用なら、問題ありません。

下に配線図を示します。

Stepattschma

Att2db

左は、2dBのATTを1608タイプのチップ抵抗で構成したクローズアップです。 基板はカッターによる削り出しですから、見栄えは良くありませんが、回路図通り、配線できました。

手元に、測定器が無いので、どのくらいの精度で出来ているかはわかりませんが、7MHzの受信機の前に挿入すると、一応はそれらしく反応します。 チャンスがあれば、ネットワークアナライザでS21をチェックしてみる事にします。

 

Stepatt_back

Stepatt_top

厚さ0.5mmの銅板を金切りバサミで切って加工しましたが、側板を半田付けした事により、強度を確保する事ができました。

Stepattdata_2

 

上のグラフはネットワークアナライザによる実測データです。 100MHzくらいまで使えそうです。 -60dBの1MHz以下のギザギザはアナライザのノイズを拾ったもので、ATTが出している訳ではありません。

受信機を調整する時は、必需品になりますが、使ったスライドSWがちいさすぎて、ATTの切り替えはドライバーかピンセットで行う必要があり、非常に使いづらいです。 再度作り替える場合、SWを大きなスライドタイプにするか、スナップSWに変更しようと思います。 また、ネジ止めタイプのBNCコネクタは何度も同軸ケーブルを付けたり、外したりする内にゆるんできて回転するようになります。 これも次回はビス止め可能なフランジ式のコネクタに変更するつもりです。

 

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